国際化の流れで英語のスキルが求められる昨今、世界的な英語力の基準であるTOEICの資格を取得したいという人が増えています。そこでTOEICの取得について調べてみました。
TOEICとは、ビジネスの場や日常生活での英語力をはかるためのテストです。世界的に通用する英語力の基準とされている資格なので、学生だけでなく企業でも取得が推奨されています。そんなTOEICにはいくつかの種類があるのですが、最も一般的なものが「TOEIC Listening&Reading Test」というもので、英語での文章のやり取りや英会話といった、英語でのコミュニケーション能力を公平公正に評価するものです。そのため、仕事で英語を活用したいと考えているのであれば、自分の英語力を正しく示すものとして、ぜひ取得しておきたい資格であるとされています。
TOEICの資格を取得することのメリットは、ビジネスの場で活用できる英語力が身につくという点でしょう。ですので当然就職活動には、とても有効な資格の一つとして、多くの学生が取得を目指していますし、海外との取引があったり海外赴任のある企業でも、積極的に取得がすすめられています。読み書きだけではなく英会話能力も認証されるテストですので、外国人観光客が増加している近年、働きたい主婦にとっても大きな戦力となってくれる資格として注目度が高まっています。
TOEICは英語能力を示す資格ですので、外国の企業との取引があり英語でのやり取りが必要な企業や外資系企業はもちろん、外国人観光客のツアーガイドやホテル業、旅行業といった、外国人を対象とした観光業界も、その能力が活かせる職場です。また、外国人客とのやり取りが増えているデパートなどの販売業界も、お客様の対応に英語能力が高い人の方が優遇される傾向にありますし、国際化の進む現代ではTOEICが有利となる業種の幅は広がりを見せています。
TOEICの資格は、級ではなくて点数のスコアによって、能力の基準をはかっていきます。例えば、就職活動(新卒採用)にはトータルで545点が一つの目安となっていて、転職や昇格には部長クラスで565点、海外赴任ならば635点が必要である(※1)とされています。TOEICのトータルスコアの平均点は、611点(※2:2021年度)となっていて、点数が高くなればなるほど当然ですが難易度は高くなっていきます。しかし、海外赴任レベルになればかなり厚遇な仕事に就くことも可能となってくるでしょう。
TOEICのスコアを上げていくためには、やはり地道な英語の勉強を続けていくことが大切になります。問題集やTOEICの参考書などでTOEICの試験問題の反復練習をすることで、英語力そのものをアップさせていくのはもちろん、テスト本番の時間配分の感覚をつかんでいくのも、スコアを上げるための大切なテスト対策となります。TOEICは一度受けたらそれで終わりではなく、何度も受けることのできるテスト。ですので、自分のペースで徐々に点数を上げていくのが一番おススメな勉強法かもしれません。
就職するにあたって、英語ができるというのは大きな武器となります。それは主婦であっても同じことです。外国人観光客の増加やオリンピックの開催など、英語能力が高い人材の需要は増え続けています。より良い条件での仕事に就くためには、やはりTOEICのように信頼度の高い英語能力を示す資格を持っておくと有利となってくれます。TOEICの勉強は、通学や通信教育、独学などから選ぶことができ、主婦の方でも自分のライフスタイルやペースに合わせて、勉強をしていくことが可能です。勉強を始めるのに年齢も関係ありませんので、そこもおすすめポイントとなっています。
受験資格 | 誰でも受験可能 |
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申し込み期間 | 試験開催月の2か月前の一か月間 |
試験日 | 年10回(1・3・4・5・6・7・9・10・11・12月) |
試験地 | 全国約80都市で実施 |
受験料 | 6,490円(税込) |
試験内容 | リスニング(約45分間・100問) リーディング(75分間・100問) 合計約2時間で200問に答えるマークシート方式の一斉客観テスト。 出題形式は毎回同じで、解答はすべて問題用紙とは別の解答用紙に記入。 テストは英文のみで構成されており、英文和訳・和文英訳といった設問はない。 |
問い合わせ先 (主催団体) | 財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会TOEIC運営委員会 東京都千代田区永田町2-14-2 山王グランドビル(IIBC試験運営センター) |
「資格の取りやすさ」や「取得のためにかかる費用」は無視できない。それにせっかく資格を取っても「世間から必要とされている資格か」を考えていないと、そもそも仕事がないかも……。「ちゃんと稼げるか」や「長く続けられるか」も重要。ここではそれらを踏まえ、主婦にとくにおすすめの資格を6つピックアップして紹介しました。
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「想定収入」「将来性」「ニーズ」「難易度」などの観点を踏まえ、おすすめの資格・講座をピックアップ。
金銭的に自立したい、知識や技術を身につけて就職や仕事に活かしたいなど、将来の支えになる資格を探している主婦の方は必見。