秘書検定は、単に企業の秘書職に就くためだけの資格ではなく、社会人として働くにおいて必要となる、基本的な常識を身に着けた「人柄育成」を目指した試験だそうです。
女性が取得する資格として高い人気を維持しているのが、「秘書検定」です。秘書検定とは、社会人として働くときに備えておく必要のある基本的な常識が、どの程度身についているかを検定する資格試験です。秘書はスケジュール管理や関係各所、来客等への対応など、多岐にわたって上司の仕事が円滑に進んでいくようサポートしていくことが重要な業務です。そのため秘書検定は、相手に「感じが良い人だ」という印象を与えることができる、人柄がよい人を育成する目的で制定されています。ですので、会社だけではなく日常生活においても役立つ知識が身につく資格です。
前述でもお伝えしたとおり、秘書検定は社会人として基本的な常識であったり、人と対応した時に「感じが良い」という印象を与える立ち居振る舞いであったり、言葉遣いなども取得に向けて必要な要素となってきます。そのため、就職活動をするときにも採用に向けての一つの指針となる資格ですし、また社会人として常識を備えた人、という印象を持ってもらえますので、日常生活を送る上においても、人間関係などを円滑に行っていくための知識がつくメリットのある資格でしょう。
秘書検定は、社会で働くうえで必要な基本的な常識を身に着けるための検定試験ですので、会社に限らず仕事をしていくうえで活かしていくことのできる資格。人柄育成を目指した資格でもありますので、そうしたスクールなど人材育成の現場で講師として活躍されるのも、資格を活かす選択肢の一つになるでしょう。
秘書検定には、3級・2級・準1級・1級と4つのカテゴリーに分かれており、級が上がるごとに難易度も増していきます。就職に有利となるには2級以上の取得が望まれますが、第130回(※2023年6月18日実施)における2級の合格率は57.6%で、難易度はさほど高くありません。そのため、すでに社会人として働いている人がキャリアアップを目指してチャレンジする場合、その多くは2級から受験されています。もちろん、まずは難易度の低い3級から資格取得をトライしていくのもおススメです。
※参照元:実務技能検定協会/受験者状況(https://jitsumu-kentei.jp/HS/totalize/contents)
秘書検定を取得するための勉強は、ビジネス系のスクールで講習を受ける、通信講座を受講する、独学で学ぶといった方法が一般的です。社会人になってから秘書検定取得を目指すのであれば、やはり通信講座を受講するのがおススメ。講習期間も数か月と短期間で学べるコースが多く、仕事や主婦業と両立しながら勉強していくことも可能です。もちろん独学でも資格取得を目指せますが、試験対策のアドバイスが受けられるのは大きなメリットと言えます。
秘書検定は、女性に人気の資格でありながら、取得難易度はそれほど高くないのが特徴です。子育てや家事といった時間に制約のある主婦であっても、取得しやすいというのも人気が高い大きなポイントです。将来的に会社での仕事に就きたいと考えたときも、秘書検定を持っていることが有利に働いてくれることもありますし、また日常生活を送る上でも役立つ知識が身に付きます。知名度の高い資格ですので、全国どこでも通用するというのも主婦にとっては大きな魅力。少し難易度はアップしますが、準1級以上の取得を目指してみるのも、転職や再就職には有効です。
受験資格 | 誰でも受験可能 |
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申し込み期間 | 試験日の2ヶ月ほど前から約1ヶ月間 |
試験日 | 年に3回(2月・6月・11月、ただし2月の試験は2級と3級のみになります) |
試験地 | 全国各地 |
受験料 |
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試験内容 |
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問い合わせ先 (主催団体) | 公益財団法人 実務技能検定協会 東京都新宿区高田馬場1-4-15 |
「資格の取りやすさ」や「取得のためにかかる費用」は無視できない。それにせっかく資格を取っても「世間から必要とされている資格か」を考えていないと、そもそも仕事がないかも……。「ちゃんと稼げるか」や「長く続けられるか」も重要。ここではそれらを踏まえ、主婦にとくにおすすめの資格を6つピックアップして紹介しました。
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「想定収入」「将来性」「ニーズ」「難易度」などの観点を踏まえ、おすすめの資格・講座をピックアップ。
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