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資格と主婦の取得難易度

宅地建物取引士(宅建)の
資格と主婦の取得難易度

多方面の業界で活き、
「資格の登竜門」と言われる便利な資格!

宅地建物取引士

毎年多くの方が受験する人気の国家気資格、「宅地建物取引士」。この資格を取得するとどんな仕事に就けるのか、資格取得のメリットや活躍できる業界、資格試験の概要まで、宅地建物取引士資格の特徴を紹介します。

「宅地建物取引士」の資格とは?
どんな資格なの?

「宅地建物取引士」は、不動産取引の専門家であることを証明する資格です。「宅建」や「宅建士」とも略されます。以前は「宅地建物取引主任者」という名前でしたが、2015年(平成27年)の春より士業化され、注目を集めました。

宅地建物取引士になると、不動産の売買や賃貸物件のあっせんなど、不動産に関する契約の場において、法律や不動産に関する深い知識をもとに、公正な取引が行われるようサポートをする業務に就くことができます。

中でも、下記の3つは、宅地建物取引士しか行うことの出来ない、独占業務です。

  1. 宅地建物の取引の契約締結時、重要事項の説明を行なう
  2. 宅地建物の取引の契約締結時、重要事項に署名や押印をする
  3. 宅地建物の取引の契約締結後、交付する書類(37条書面)に署名や押印をする

専任の宅地建物取引士を置かなければいけない

また、宅地建物取引業者(不動産業者)は、事務所1軒に対し、事務所スタッフ5人に1人の割合で、必ず専任の宅地建物取引士を置かなくてはいけないという法律があります。

これは事務所だけでなく、一時的な案内所や展示会場などの催し場でも設置義務があることから、不動産業界において、宅地建物取引士資格を持った人はとても重宝されるのです。

「宅地建物取引士」の
資格取得のメリットは?

宅建士資格を取得すると、就職・転職に非常に有利になります。上で記載したような宅建士にしか出来ない業務や設置義務があることから、不動産取引を行う企業にとっては、有資格者がいなくては経営が成り立ちません。そのため、宅建士の資格を持っている方には資格手当を給与にプラスして支給している企業もあります。

不動産業界だけでなく、不動産業に密接に関わる金融業界や保険業界など、他業界でも宅建士の有資格者は重宝されると言われています。

さらに、宅建士資格を取得すれば、不動産仲介業で独立開業を目指すことも可能に。

また、宅建士資格の勉強で得られる知識は、ビジネスシーンだけでなく、マイホーム購入や住宅ローンの検討、持ち家の売却、遺産相続時など、生活の中でも活かしていくことが出来ることもメリットでしょう。

「宅地建物取引士」の資格や技術が
活かせる職業・有利な業界は?

宅建士資格を取って活躍できる業界は、まずは何と言っても不動産業界です。例えば、不動産屋さんで行われる賃貸仲介業務。賃貸物件を探しているお客様に、条件に合う物件を紹介したり、現地を案内したり、賃貸契約を結んだりといった業務を行います。

住宅の販売や売却を行う場合にも、宅建士は欠かせない存在として存在を発揮できます。マンション用地や建売用地、中古住宅など不動産の仕入れを行うのも、宅建士の仕事。

開発業者(デベロッパー)になると、都市開発や建設計画などのビッグプロジェクトにも携わることができます。

さらに、宅建士資格は、建築業界や金融業界、保険業界、駐車場経営を行う会社や、不動産管理会社など、不動産に関連がある業界では幅広く優遇されます。

また宅建士は、法律系資格など他資格と勉強範囲の重なりが多いため、「資格の登竜門」と言われており、次の資格取得への足掛かりとする人も多くいます。

主婦の「宅地建物取引士」資格、
取得難易度の目安は?

毎年多くの方が受験する宅建資格の合格率は、約15%~17%です。決して高いとは言えない合格率ですが、司法書士など他の国家資格と比較すると、比較的取得しやすい資格と言えます。 試験は全問マークシート方式(四択)。試験は50点満点で、約70%以上である35点以上の獲得が合格ラインとされています。出題範囲は幅広いのですが、民法や不動産登記など、身近な知識が中心のため、意外と勉強を進めやすい資格かもしれません。

また、年齢や学歴などの受験制限がなく、誰でも目指せる資格という点もポイント。法律の知識が全くない初心者の方や、不動産業界で働いたことが無い方でも、しっかり勉強すれば合格することができます。老若男女、皆が挑戦しやすい資格であり、取得難易度が高すぎるということはありません。

※参照元:一般財団法人 不動産適正取引推進機構/試験実施概況(過去10年間)PDF(https://www.retio.or.jp/exam/pdf/zissigaikyo.pdf)

※参照元:一般財団法人 不動産適正取引推進機構/宅建試験の概要(https://www.retio.or.jp/exam/exam_detail.html)

資格取得までにかかる時間の目安と
おすすめの勉強法は?

宅建士資格の勉強を進めるためには、専門学校や通信講座など、多数の勉強手段があります。独学で勉強を進める方も多く、仕事や家事や子育てで忙しい毎日でも、試験日を見据えて計画を立て、効率よく勉強を進めていけば、宅建資格取得は決して夢ではありません。

宅建資格試験の特徴として、出題される問題の多くが過去の本試験で出題されたことのある内容と重なっているとか。そのため、前半は暗記や理解に重きを置き、後半は過去問をたくさん解いて出題傾向をとらえつつ、苦手範囲をつぶし、時間内に解ききる実践的な力をつけることをおすすめします。

勉強期間の目安としては、完全な業界未経験者であれば、1日1~3時間を3ヶ月から半年。トータル200時間~300時間程度が目安との意見が多いようです。多少業界や法律の知識がある方であれば、トータル100時間~150時間の勉強が目安と言われています。

なぜ「宅地建物取引士」資格が主婦におすすめ?
ココに注目!

宅地や建物といった高額な取引の現場において、なくてはならない存在が宅建士です。 多くの場合、不動産取引を行う人は、不動産の細かな条件を読み解く知識がなかったり、専門的な法律にも明るくありません。ですが、買う側にとってはその人の一生の中でも非常に大きな買い物です。すべての人々が、公正な不動産取引が出来るようサポートするのが、宅建士の役割であり、大きなやりがいでしょう。 そんな宅建士ですが、近年女性の有資格者が増えており、現場でも女性宅建士の採用が増えているのです。その理由のひとつに、宅建士の仕事には、不動産に関する専門知識だけでなく、高いコミュニケーションスキルも求められる、ということが挙げられるでしょう。もちろん男性でもコミュニケーションスキルの高い方はいますが、女性ならではの気配りや細やかな対応、共感力は、宅建士の仕事では強い武器になります。大きな買い物に悩む方に寄り添い、親身なアドバイスをすることで、顧客の信頼と満足を得られ、「あなたが担当者でよかった!」と思ってもらえるでしょう。

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「宅地建物取引士」資格の概要

受験資格 誰でも受験可能
申し込み期間 郵送申し込み:7月上旬~下旬
インターネット申し込み:7月上旬~中旬
試験日 例年10月の第3日曜日
試験地 >全国200会場。原則、受験者が居住する都道府県会場。
受験料 7,000円
試験内容 または 講座内容例

試験内容

  1. 土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関すること。
  2. 土地及び建物についての権利及び権利の変動に関する法令に関すること。
  3. 土地及び建物についての法令上の制限に関すること。
  4. 宅地及び建物についての税に関する法令に関すること。
  5. 宅地及び建物の需給に関する法令及び実務に関すること。
  6. 宅地及び建物の価格の評定に関すること。
  7. 宅地建物取引業法及び同法の関係法令に関すること。

※宅地建物取引業に関する実用的な知識を有するかどうかを判定することに基準が置かれています。(宅建業法施行規則第7条)

問い合わせ先 (主催団体) 一般財団法人 不動産適正取引推進機構
代表電話 03-3435-8111
宅建試験の問い合わせ 03-3435-8181
(受付時間9:30~17:30 ※土日祝・年末年始をのぞく)

公式HPで詳しく見る

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「資格の取りやすさ」や「取得のためにかかる費用」は無視できない。それにせっかく資格を取っても「世間から必要とされている資格か」を考えていないと、そもそも仕事がないかも……。「ちゃんと稼げるか」や「長く続けられるか」も重要。ここではそれらを踏まえ、主婦にとくにおすすめの資格を6つピックアップして紹介しました。

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