社会保険労務士の資格について資格の特徴や概要などについてご紹介します。
社会保険労務士は社労士とも呼ばれる国家資格です。
人事労務管理の他、社会保険に関する分野の専門家として活躍できます。
資格の人気は非常に高く、過去10年間(※1:2013~2022年度)の受験者数を見ると、毎年50,000人近くもの人が受験をしているのです。
この資格の取得者について調べてみると、7割以上が35歳以上(※2:2013~2022年度)ということもあり、子育てが落ち着いてそろそろ仕事に就きたいと考えている主婦の方も安心して勉強に取り組んでいけるのではないでしょうか。
社会保険労務士は、独占業務があります。つまり、社会保険労務士でなければできない業務があるということですね。
労働や社会保険に関する手続きなどは社会保険労務士の独占業務となっているので、将来的に見ても社会保険労務士の仕事がなくなる可能性は考えにくいです。
将来性のある資格であるという点も社会保険労務士のメリットだと言えるでしょう。
資格を活かせる就職・転職先はたくさんあります。
社会保険労務士事務所や企業の人事部や総務部などが代表的です。
国家資格ということもあり、評価が高い資格だと言えるでしょう。転職をする際にも有利になる可能性が高いです。
会社経営をサポートする職業は社会保険労務士としてのスキルを活用することができます。
合格者は全体の5~10%程度(※3:2013~2022年度)ということもあり、非常に難易度の高い資格だと言えるでしょう。
しっかり勉強をしても合格できるかどうかといったレベルです。
例えば、平成27年度の合格者についてみてみると、合格率は約2.6%だったとのこと。ここからも難易度の高さがわかりますね。
主婦業が忙しくてなかなか勉強の時間が取れない方の場合、時間をかけてゆっくり知識を重ねていくことについても検討してみてはどうでしょうか。
最低でも10ヶ月以上は勉強時間を取らなければ合格は難しいとされています。
また、1年はみておいたほうがいいという意見もあるので、1年~ということで検討してみてはどうでしょうか。時間にすると1,000時間以上は必要とされているので、これを目安にしてみてくださいね。
5年挑戦してやっと取得できたという方も珍しくありません。
勉強法についてですが、合格率が非常に低い資格ということもあり、独学だとなかなか難しいです。通信教育の利用なども検討してみてはどうでしょうか。
資格の種類によってはしっかり学校に通って専門的に知識を積んでいかなければ取得が難しいものも多いです。特に国家資格の場合は集中して勉強が必要な気がしますよね。ですが、社会保険労務士の場合は仕事をしながら資格取得を目指している方も多いです。主婦の方も同じく、子育てや家事をしながらでも取得を目指しやすいでしょう。また、法律系の資格の多くは女性よりも男性のほうが取得者が多い傾向にあるのですが、社会保険労務士はその他の法律系の資格に比べて女性の合格者が多い傾向にあります。これも主婦におすすめしたいポイントです。
受験資格 | 指定の学歴、実務経験の条件を満たすもの ※非常に項目が多いため別途要確認 |
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申し込み期間 | 4月中旬~5月下旬 |
試験日 | 8月下旬 |
試験地 | 北海道、宮城、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、石川、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、香川、福岡、熊本、沖縄 |
受験料 | 9,000円(税込) |
試験内容 または 講座内容例 |
試験科目
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問い合わせ先 (主催団体) | 全国社会保険労務士会連合会 試験センター 〒103-8347 東京都中央区日本橋本石町3-2-12 社会保険労務士会館5階 |
手に職がつく!
おすすめ資格 総合まとめ
「想定収入」「将来性」「ニーズ」「難易度」などの観点を踏まえ、おすすめの資格・講座をピックアップ。
金銭的に自立したい、知識や技術を身につけて就職や仕事に活かしたいなど、将来の支えになる資格を探している主婦の方は必見。