介護福祉士の資格は、介護福祉業界の資格の中で、唯一の国家資格です。そのため社会的信頼度も高く、就職や転職に有効な介護福祉士の資格について、ご紹介していきましょう。
介護福祉士とは、介護が必要な高齢者や障害をお持ちの方に対して、スムーズな日常生活を送れるようにアドバイスなどを行う、社会福祉の介護に関する専門職です。介護を必要とするご本人はもちろん、介助や介護を行うご家族や現場で働くヘルパーさんに対しても、介護の専門知識を持つ者として指導やアドバイスをしていくのも、介護福祉士の大切なお仕事となっています。この介護福祉士の資格の大きな特徴は、介護福祉系の資格の中で唯一(※1)の国家資格であるという点。そのため社会的信頼度の高い資格となっていて、取得しておいて損のない資格とされています。
(※1)2020年3月27日時点、【PDF】参照元:厚生労働省/介護福祉士国家試験の今後の在り方について(https://www.mhlw.go.jp/content/000881634.pdf)
介護福祉士の資格は国家資格ですので、介護について専門的な技術や知識を持っているということを、国が認定しているということになります。そのため、資格の中でも社会的信頼度が高いため、就職や転職をする際にとても有利にはたらいてくれます。それに資格を有しているということで、持っていない人と比べると待遇面も優遇される、という大きなメリットも期待できます。全国どこでも通用し将来的にも安定した雇用が十分に期待できるので、一生ものの資格と言えます。
介護福祉士の資格は介護の専門知識や技術を持っていることを認定する資格ですので、介護業界が活躍の場となります。介護福祉施設や特養老人ホーム、有料老人ホームなどが主な就職先となり、正社員の他にもパートやアルバイトなど、ライフスタイルに合わせた働き方の選択も可能です。高齢化社会によりこれからも需要の増加が見込める介護業界ですので、長く勤めてキャリアアップも考えるのであれば、介護福祉士の資格はぜひ取得しておきたい資格とされています。
介護福祉士は国家資格ではありますが、合格率は年々高くなっていて、第35回(2022年度)の試験では合格率が84.3%(※2)でした。ですので、数ある国家資格の中でも比較的難易度は低く、取得しやすい試験の一つと考えられます。そのため、未経験の主婦の方などイチから勉強を始める方にとっても、さほど難しく感じることなく合格ラインに達することが可能だそうです。講座は通学や通信コースから選択することができ、時間に制限がある主婦でも勉強がしやすいとされています。
介護福祉士を目指すには、まずスクールに通学して講座を受講するか、通信講座の受講で必要な勉強をしていく必要があります。受講期間は最短で1年間が一般的なようですので、育児や家事で時間の制約がある主婦の方でしたら、通信講座での受講がおススメ。試験当日までのスケジュールをしっかりとたて、試験の過去問を反復して復習していくのも、合格ラインに達するために有効な勉強法でしょう。また、出題数の多い科目から始めるのもポイントです。
高齢者社会が進んでいく中で、介護業界の需要はますます高まっています。そんな介護業界に就職するにあたって、国家資格である介護福祉士は就職やその後の待遇に大変有利に働きますので、ぜひ取得しておきたい資格と言えます。未経験からでも目指すことができますし、全国どこでも通用する資格ですから、ご主人の転勤などがあっても再就職がしやすいというメリットが。また長期間にわたっての勤務や、正社員、パート・アルバイトなど、ライフスタイルに合わせた働き方が選択できるというのも、仕事と家事を両立したい主婦にとっては大きな魅力と言えるでしょう。
受験資格 | 介護施設での介護業務の従事経験が3年以上あり、実務者研修を修了した方 介護福祉士養成施設(1年、または2年以上)を卒業(修了)した方 福祉系高校を卒業した方など ※詳しくは、公益財団法人社会福祉振興・試験センター公式HPに掲載されている介護福祉士国家試験受験資格(資格取得ルート図)を参照ください。 http://www.sssc.or.jp/kaigo/shikaku/route.html |
---|---|
申し込み期間 | 8月上旬から1ヶ月間(予定) |
試験日 | 筆記試験…1月下旬/実技試験…3月上旬(予定) |
試験地 | 【筆記試験】…北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、福島県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、岐阜県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 【実技試験】…東京都、大阪府 |
受験料 | 15,300円 |
試験内容 | 筆記試験内容(※第32回試験時) ・人間の尊厳と自立 ・介護の基本 ・人間関係とコミュニケーション ・コミュニケーション技術 ・社会の理解 ・生活支援技術 ・介護過程 ・発達と老化の理解 ・認知症の理解 ・障害の理解 ・こころとからだのしくみ ・医療的ケア ・総合問題 ※実技試験:介護等に関する専門的技能 |
問い合わせ先 (主催団体) | 公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 東京都渋谷区渋谷1丁目5番6号 SEMPOS(センポス)ビル |
「資格の取りやすさ」や「取得のためにかかる費用」は無視できない。それにせっかく資格を取っても「世間から必要とされている資格か」を考えていないと、そもそも仕事がないかも……。「ちゃんと稼げるか」や「長く続けられるか」も重要。ここではそれらを踏まえ、主婦にとくにおすすめの資格を6つピックアップして紹介しました。
おすすめ資格6選を見る
手に職がつく!
おすすめ資格 総合まとめ
「想定収入」「将来性」「ニーズ」「難易度」などの観点を踏まえ、おすすめの資格・講座をピックアップ。
金銭的に自立したい、知識や技術を身につけて就職や仕事に活かしたいなど、将来の支えになる資格を探している主婦の方は必見。