簿記検定の資格は、企業の経理事務だけではなく幅広い職種でも役に立つ、取得して損のない資格です。そこでここでは、そんな簿記資格の一つ、日商簿記検定についてご紹介しましょう。
日商簿記検定は、日本商工会議所が主催している公的な簿記資格です。簿記の知識を身に付けることで、会計知識だけでなく財務管理、経営管理といった技能、またビジネスの基本であるコスト感覚が備わります。ですので、企業の経理事務で仕事をする場合はもちろん、営業職など他の様々な分野でも有益な知識と言えるのです。また公認会計士や税理士といった国家資格を目指すのであれば、簿記1級の取得が登竜門ともされていますので、仕事のスキルアップにも有効な資格となっています。そのため学生はもちろん、社会人、主婦など多くの方が受験しています。
日商簿記検定の資格を持っていると、就職活動に役立つことが期待できます。特に就職や転職時のアピールや、起業の準備に有効とされているのが、簿記2級の取得といわれています。ただ、簿記3級までであっても、簿記の基本となる知識は身に付きますので、取得することに何ら損をすることはありません。また簿記の知識は、企業や店舗など多くの場所で必要とされ、需要も多いのが特徴です。年齢を重ねても需要があるという点において、資格取得のメリットは大きいでしょう。
日商簿記検定の資格が活かせる職種は、とても幅が広いのが特徴です。企業にあっては経理部や財務部といった部署はもちろん、営業部や製造部などでもその知識を役立てることができるとされています。また、小規模の小売店などで、その資格を活かしてパートやアルバイトで働く、という選択肢もあります。現在働いている方にとっては、簿記検定の取得はさらなるキャリアアップにつながる可能性が高いものです。公認会計士、税理士を目指す人にも、簿記の資格は必須です。
これから日商簿記検定の資格を取得するならば、3級もしくは2級の資格取得がおススメ。3級の合格率はは30~45%、2級の合格率は20~40%弱となっています。簿記の3級と2級の間には、試験範囲の広さや問題自体の難易度に差があります。ですので、3級よりも2級の方が試験内容的には難しいといえるのですが、しっかりと準備しておくことができれば、十分合格を目指すことが可能です。
※参照元:日本商工会議所/受験者データ(https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/candidate-data)
日商簿記検定の試験に合格し資格を取得するには、事前の準備として簿記についての勉強を行います。その勉強方法としては、専門の学校に通学して勉強をするか、通信講座を受講して自宅で勉強をするか、もしくはテキストなどを利用して独学していくか、自身のライフスタイルや性格に合った勉強法が選択できます。合格を目指して勉強するのはどれも同じですが、わかりやすく、そして効率的に試験勉強をしていくには、やはり専門学校への通学または通信講座の受講がおススメです。
日商簿記検定の試験には、主婦の方も多くチャレンジされています。このように主婦からも高い人気を得ている理由は、やはり簿記の資格は就職に有利となるからでしょう。取得の難易度も中程度ですごく難しいわけではなく、勉強法もライフスタイルに合わせて選択することができるので、チャレンジしやすいというのも、時間の制約が何かとある主婦にはピッタリです。様々な業種で有効な資格ですし、長い期間にわたって働くことも可能なのも、働きたい主婦が資格取得を目指す理由となっているそうです。また、家計簿の作成に役立てている方もいらっしゃるそうです。
受験資格 | 誰でも受験可能 |
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申し込み期間 | 試験日の約2か月前から ※各地の商工会議所によって日程は異なるため、要確認。 |
試験日 |
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試験地 | 全国各地の商工会議所が指定する会場 |
受験料 |
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試験内容 |
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問い合わせ先 (主催団体) | 日本商工会議所 |
「資格の取りやすさ」や「取得のためにかかる費用」は無視できない。それにせっかく資格を取っても「世間から必要とされている資格か」を考えていないと、そもそも仕事がないかも……。「ちゃんと稼げるか」や「長く続けられるか」も重要。ここではそれらを踏まえ、主婦にとくにおすすめの資格を6つピックアップして紹介しました。
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「想定収入」「将来性」「ニーズ」「難易度」などの観点を踏まえ、おすすめの資格・講座をピックアップ。
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